友人と一緒に行ったコンサートで双眼鏡を貸した時の話
それは同僚MMと一緒に行ったコンサートでの話。
席は後ろの方だったので、あまり歌手の姿は肉眼では見えない場所。
私は二つの双眼鏡を持って行った。
一つはコンサートの為に買ってきた性能のいい双眼鏡、もう一つは前から持っていた普通の双眼鏡。
別にMMに貸す為に二つ持って行った訳ではなかったが、MMが双眼鏡を持ってきていないと言ったので、自分だけ双眼鏡で見るのも悪いと思った私はMMに普通の双眼鏡を貸した。
それでもMMは「見えない」を繰り返していて、私はMMが、私の持っている性能のいい双眼鏡を貸してくれと言わんばかりの無言の圧を感じたが気付かない振りをしていた。
♪~( ̄ε ̄)
すると今度は「双眼鏡の使い方が分からない」と言いだした。
(。・・。)
最初は聞こえない振りをしていたが、あまりに「見えない」「使い方が分からない」と文句ばかり言って煩いので、結局、私の持っていた性能の良い双眼鏡をMMに貸した。
すると、大人しく黙って双眼鏡を覗き込んでいるMM。
(っていうか、その性能のいい双眼鏡が使えるなら、こっちの双眼鏡も使えるはずだけどね…)
(・・;)
しばらくしてもうそろそろいいかなど思い、双眼鏡を変えてもらおうと「その双眼鏡、貸して」と私が言うと、「嫌」って言われました。
Σ(・ω・ノ)ノ
一瞬、唖然。
(゜Д゜;)
…嫌って………その双眼鏡、私のなんですけど!?
(||゜Д゜)
……貸すんじゃなかった!!
……っていうか、そんなに見たかったのなら、自分で双眼鏡買って持って来いよ!!
自分勝手か!!
(ノ-_-)ノ ~┻━┻
喉元まで、『それ、私の双眼鏡なんですけど』との言葉が出かかりましたが。
…結局、コンサート中に双眼鏡の取り合いするのも大人げないし…と思い、喉元まで出かかったその言葉を呑み込んだ私…。
(。>A<。)
こんな人とは思わなかった………。
これからは、プライベートでは距離を置こう。
(ノ-_-)ノ ~┻━┻ヤッテランネェ
そう、誓いました。
〈昔懐かしカスタードプリン〉