私が猫引っ掻き病になった話
私は昔から野良犬、野良猫などを見るとつい、触ってしまいます。
母親には嫌がられるんですが。
そんな私の、これは、今から10年位前の話です。
その日も、猫が日向ぼっこをしていたのでつい、いつものように触って撫でてました。
その猫は風邪をひいていたのか、鼻水が出ていて少しぶちゃいくな顔になっていましたが、構わず撫でくりまわしていたら、そんな私が鬱陶しくなったのか手の甲を軽く引っ掻かれてしまいました。
手の甲に引っ掻き傷……。
(。・ω・。)テへ
-手を洗って、その事は忘れていましたが、1週間くらいが経った頃、手の甲にブツブツと湿疹みたいなものが………。
Σ(・ω・ノ)ノ
最初は何か悪いものでも食べたか、何かに触れてかぶれたのかなと気にしませんでした。
しかしそれから何日か経って、その湿疹みたいなものが手首に広がり、お腹や首、腕の内側、脇の下など柔らかい皮膚の場所などに何かに引っ掻かれたような赤い跡が内側から浮き上がった事に気付いた時点でさすがにマズいと思い、病院へ。
ε=┌( ・_・)┘
病院といっても、何処の何科へ行ったらいいのかわからなかったので、とりあえず総合病院へ。
そこで「一週間前に猫に引っかかれた」と言ったのですが、「猫に引っかかれた事は関係ない」と否定され、「気になるようだったら、皮膚科へ」と言われて薬をもらい、帰りました。
が、どうしても気になる…。
(絶対、猫に引っかかれた事が関係していると思うんだけど…)
納得できなかった私はもう1度、病院…今度は皮膚科へ。
でも、そこでも「一週間前に猫に引っかかれた」と訴えたのですが、「関係ない」と言われ、「何かにまけたのかもしれない」と、塗り薬を処方されて帰りました。
なんか納得できない私。
(。・・。)
(絶対、絶対、猫に引っかかれた事が関係していると思うのに…)
そして、その夜、39℃の高熱が出てしまい、慌てて救急病院へ電話すると診てくれるとの事でしたので、父親が運転する車で病院へ。
そして、診察。
そこでは「一週間前、猫に引っかかれた」と言うと、血液検査をしてくれました(本当は血液検査は時間外なので、できないかもしれないと聞いていたので、血液検査をしてくれる事に少し吃驚しましたが…)。
結果は、『猫引っ掻き病』。
(・_・;)
…なんか、そのまんまの病名…。
先生、ふざけてる?と思って先生の顔を見ると、先生はいたって真面目な顔。
え、本当にそんな病気あるの?って、感じでした。
先生には「家の猫に引っ掻かれたんですか?」と聞かれ、「野良猫を触ってて………」と言ったら、はあ~!?って感じの冷たい視線で見られてしまいました。
(。・ω・。)ゴメンナサイ…
「…入院するほどじゃないので…」と言われ、抗生物質の点滴をしてもらい、薬を頂いて帰りました。
………でも、入院するほどじゃないって………入院するほどの人もいるって事……?
(-_-;)
………そして、それからが大変。
熱は下がらず、常に8℃~9℃の間をウロウロするし。
このまま熱が下がらず、おバカさんになったらどうしようと心配になるほど熱が下がりませんでした。
気分が悪くて、食べ物の香りだけで吐きそうになって食欲はないし。
実際、吐いたりもしました。
この私が食欲がないなんてよっぽどの事です。
たとえ、どれだけ熱があろうとも食欲がなくなるなんて事はなかったのに…。
私は結構、鼻が効くんですが、いつも以上に匂いに敏感になり、二階にいても一階の台所で作っている料理の匂いがして、気分が悪くなる。
おまけに、耳鳴りがするし、頭は割れるように痛くなるし。
起きてても気持ちが悪い…寝てても気持ちが悪い。
一生、治らなかったらどうしようと真剣に思いましたよ。
(´θ`llll)
大変でした。
結局、熱が引き、身体に浮かんでいた傷も消えて、すっかり治ったのは1ヶ月くらい経ってからでした。
教訓、『野良猫は無闇に触らない』。
(||゜Д゜)
〈みかんヨーグルト寒天〉